商品説明
真夏の藻塩散布まで手をかける村上さんの情熱と、ふっくらした口当たり、ぐっとくる甘みが魅力のコシヒカリ。冷めてもしっとりした食感なので、毎日のお弁当にもごはんを主役にしたくなる一品です。
商品仕様
| 製品名: | 【ご注文後に精米】8年産 島根県隠岐の島産コシヒカリ 隠岐特撰藻塩散布米(村上淳一さん) |
|---|---|
| 型番: | 島根県隠岐の島 |
| メーカー: | 隠岐の島:村上淳一さん |
| 製造年: | 2026年 |
🌾 村上さんの想いを、隠岐のコシヒカリと一緒に届けたい
ふっくら炊けて、噛むと甘みがグッとくる。冷めたときもしっとり美味しい。令和8年産の「隠岐特撰藻塩散布米コシヒカリ」を試食した、いづよね社員Mの感想です。
このお米は、島根県隠岐郡隠岐の島町下西で米づくりに取り組む、村上淳一さんのコシヒカリ。
隠岐の海藻と海水から作る藻塩を、稲に散布するという、島ならではの米づくりから生まれます。
でも、僕がこのお米を大好きになった一番の理由は、味だけではありません。
それは、何度お会いしても心を動かされる、村上さんの米づくりへの熱意。
美味しいごはんを食べる喜びと、その一膳を作る人の想いまで、一緒に届けたい。
2013年から4度、隠岐の島を訪ねてきたいづよねだからこそ、お伝えできる話があります。
ちょっと長いですが、よかったら僕たちと一緒に、隠岐の島を旅する気持ちで読んでください。
🍚 令和8年産を試食。ふっくら、甘みがグッとくる!
まずは、今年のごはんのお話から。令和8年産の隠岐特撰藻塩散布米コシヒカリを食べた、いづよね社員Mの感想はこちら。
「今年の食感はふっくらしていて、グッとくる甘みが私好み。冷めたときのしっとりとした感じも美味しかった。」
ふっくらした口当たりのあとに、しっかり感じる甘み。
そして、冷めたときのしっとり感。
炊きたての一膳を楽しむのはもちろん、お昼のお弁当や、おにぎりにも試していただきたいお米です。
もちろん、味や食感の好みは人それぞれ。ここでお伝えしているのは、あくまで今年のお米を食べた社員Mの率直な感想です。
コシヒカリは、一般に粘りと弾力、炊き上がりのつやに特徴がある品種として知られています。
そのコシヒカリを、隠岐の島で、村上さんたちがどんな思いで育てているのか。
ここからが、いづよねの本当にお伝えしたいところです。
🗾 日本海に浮かぶ隠岐の島。山と川の間に広がる田んぼ
隠岐の島町があるのは、島根半島から北東へ約80kmの日本海。隠岐諸島のうち「島後」と呼ばれる島です。
島の内側には500m級の山々が連なり、そこから八尾川、重栖川、中村川などの川が流れます。
その川の流域や河口近くに、田んぼや集落が開けてきました。
島全体が広大な平野というわけではありません。山があり、谷があり、その間に米づくりの場所があります。
島根県の土地改良区の資料を見ると、地域の水田では川から水をくみ上げる仕組みが広く使われています。
ただし、村上さんの下西の田んぼが、具体的にどの水源を使っているかまでは確認できていません。
ここでは、隠岐の島全体の地形と水田の背景としてお伝えします。
気候も、海に囲まれた島ならでは。
気象庁の西郷観測所の平年値(1991〜2020年)では、8月の平均気温は26.1℃、9月の降水量は234.9mmです。
これは隠岐の気候を知るための数字であり、令和8年の村上さんの田んぼで測った数値ではありません。
産地を知る、小さな地図。日本海に浮かぶ隠岐の島から、毎日の食卓へ。🌱 腕が肘まで入った! 2013年、忘れられない田んぼの土
初めて隠岐の島を訪れたのは、2013年6月6日。僕が特に驚いたのは、下西で見せてもらった田んぼの土でした。
ものすごく、きめ細かいんです。
一緒にいた私の師匠「スズノブの西島社長」が田んぼに腕を入れると、なんと肘のあたりまでスッと入っていきました。
目の前で見ていた僕は、もうビックリ!
お話では、このやわらかな土は田植え作業のときには苦労する一方で、稲の根が張りやすいのだそうです。
土の感触を知ると、写真の向こうにある米づくりが、急に自分の体に近づいてきます。
2013年6月6日/隠岐の島町下西|「スズノブの西島社長」の腕が、スッと肘まで。あの土の感触は忘れられません。もちろん、島内のすべての田んぼが同じ土とは限りません。
これは、僕たちが実際に案内していただいた下西の田んぼでの体験です。
そして後年、僕たちは田んぼの土だけでなく、稲の「根っこ」まで見せてもらうことになります。
その話は、コシヒカリの品種のお話と一緒に、あとで紹介しますね。
🌊 海の恵みを田んぼへ。隠岐の藻塩米が生まれた理由
隠岐の藻塩米を語るうえで、欠かせないのが「藻塩」です。昔の隠岐には、海岸に打ち上げられた海藻を肥料として使う農業の知恵がありました。
その発想を現代の米づくりに生かそうと、2003年ごろから藻塩米の試験栽培が始まりました。
使われる藻塩は、島の海藻「アラメ」と海水をもとに作られるもの。
できあがった藻塩を水溶液にして、育っている稲に散布します。
ごはんに塩を混ぜ込むのではなく、稲を育てる途中で藻塩を使う栽培方法です。
2024年7月18日、僕たちは藻塩づくりの作業場も訪ねました。
JAしまねの紹介によると、この藻塩は海水1トンから約20kgしか取れないそうです。
しかも、海水を煮詰め、乾燥させるまで、手間のかかる作業が続きます。
そんな貴重な塩を、田んぼに散布してくれている。
お米を売る側の僕としては、その事実だけでも頭が下がります。
2024年7月18日/藻塩製造の作業場|海水1トンから約20kg。乾燥中の藻塩を前に、手間の大きさを実感しました。
2024年7月18日/藻塩づくりの作業場|二代目藻塩仙人とツーショット。作業場の整頓ぶりも印象的でした。
2024年7月18日/隠岐の島の海岸|アラメを見つけて思わずポーズ。口の中がジャリジャリになったのも旅の思い出です。。。藻塩の作り方や、隠岐の自然と米づくりの関係をもっと知りたい方には、こちらの参考パンフレットもおすすめです。
JAしまねが紹介する「島の香り 隠岐藻塩米」の背景や、藻塩散布の様子が分かります。
隠岐藻塩米の参考パンフレット・表紙。海に囲まれた島の自然と、米づくりの背景が紹介されています。
参考パンフレット・中面。藻塩の散布風景や、海・水・土・人のつながりをご覧いただけます。※パンフレットは藻塩米の取り組みを紹介する参考資料です。令和8年産の個別の栽培条件を示す資料ではありません。
隠岐藻塩米の紹介動画も、ぜひどうぞ。
💦 真夏の藻塩散布を体験。ホースを背負って200m!
藻塩米の話を聞くたびに、村上さんは「真夏の散布作業は本当に大変」と話してくださっていました。それなら、実際にやってみないと分からない!
2025年8月26日、僕も藻塩散布を手伝わせてもらいました。
給水車から200mくらい離れたところまで、ホースを背負って歩いていく。
そして藻塩水を散布しながら、ゆっくりと戻ってくる。
文章にすると、たったこれだけ。
でも、真夏の田んぼでは、これがとんでもなく大変でした。
汗だくになって3往復ほどしたら、もうヘロヘロ。。。
普段からこの仕事に向き合っている生産者さんたちは、いったいどれほどの手間をかけてくれているんだろう。
体験して初めて、村上さんの言葉の重みが分かった気がしました。
2025年8月26日/隠岐の島町城北町|ホースを背負って約200m。3往復でヘロヘロになりました。。。しかも散布の途中、突然の突風!
藻塩水が僕に降り注いできたんです。
乾いたあとも、塩で体がベタベタ。。。
これも、実際に田んぼに立たなければ分からなかった経験です。
2025年8月26日/隠岐の島町城北町|散布中に突風が。藻塩水を全身で受け止めました。。。👨🌾 村上淳一さん。教師を目指した青年が、島の米づくりを担うまで
このお米の生産者、村上淳一さん。藻塩米の生産者協議会の会長として、隠岐の米づくりを支えている方です。
2013年に初めてお会いしてから、僕は村上さんの熱意に何度も心を動かされてきました。
2013年6月6日/隠岐の島町下西|初めての隠岐にワクワク! 僕のポーズは、境港で見た「ねこ娘」のつもりです♪JAしまねの取材によると、村上さんは最初から農家を志していたわけではなかったそうです。
大学時代は教師を目指していましたが、お父様が急逝されたことをきっかけに、家の農業を継ぐことを決意。
農業の知識がない状態からのスタート。
地域の農家さんやJAの職員さん、県の指導員さんに支えられながら、一歩ずつ米づくりを覚えていったと語られています。
そして今では、地域で農業をやめる方から田んぼを託される立場にもなっています。
自分の田んぼでお米を作るだけでなく、隠岐の農業をどう続けていくか。その責任まで背負っている方なんです。
僕が村上さんから何度も聞いて、忘れられないお話があります。
米づくりは、本当に大変。
暑い真夏に藻塩を散布するのも、本当に大変。
それでも、美味しいお米を作って、食べた方に褒めてもらえると、本当に嬉しい。
この言葉を聞くたびに、僕は感動します。
村上さんは、ただ収穫量を増やすことだけを考えているわけではありません。
自分たちの米づくりの価値を、きちんと分かってもらえる形で届けようとしています。
JAしまねの取材でも、隠岐藻塩米の作り方や美味しさの理由を説明できる米専門店へ届けることの大切さを語られています。
これを読んだとき、僕は「いづよねも、その役割を果たさなあかん」と思いました。
だからこそ、田んぼへ行き、話を聞き、体験を重ねてきたんです。
そして、もう一人、忘れられない方がいます。
広兼克彦さんです。
広兼さんからは、こんな言葉を聞きました。
「若い生産者が増えるように、自身の経験を活かして、私ができることを精一杯やりきる。」
村上さんのお米を作る熱意。
広兼さんの、次の世代へ米づくりをつなごうとする想い。
僕には、この二つがつながって見えます。
美味しいお米を食べ続けるためには、これからも作り続けてくれる人が必要だからです。
🌿 たった1坪の草取りで、腰が悲鳴を上げました。。。
2024年7月17日には、農薬を使っていない田んぼで雑草抜きも体験しました。相手は「こなぎ」という雑草。
もう、無数に生えているんです。
僕が抜いたのは、約1坪分。
それなのに1時間くらいかかって、腰がめちゃくちゃ痛くなりました。
「農薬を使わずに育てる」という短い言葉の裏側に、こんな手作業があるのか。
体験したからこそ、生産者さんへの感謝が強くなりました。
2024年7月17日/隠岐の島町城北町|1坪を約1時間。腰が痛くなって、生産者さんには感謝しかありません。ちなみに、このとき草取りをしたのは農薬不使用の田んぼです。
今回販売する令和8年産コシヒカリの栽培条件は「農薬5割減」。同じ栽培条件という意味ではありません。
そして、この日には後日談も。
あまりに大量のこなぎが憎たらしくなって、なんと天ぷらにして食べちゃいました(笑)。
これが意外とクセがなくて、美味しかったんです♪
2024年7月17日/隠岐の島町城北町|あれだけ苦労して抜いたこなぎ。最後は天ぷらにしていただきました♪🌾 コシヒカリの名前の由来と、2024年に見せてもらった根っこ
ここで少し、品種「コシヒカリ」そのもののお話を。コシヒカリは、1945年に新潟県の農業試験場で「農林22号」と「農林1号」を交配し、福井県の農業試験場で選抜・育成が進められた品種です。
1956年に「コシヒカリ」と命名されました。
名前には、「越の国に光り輝く米」という願いが込められています。
一般に、粘りや弾力、つやなどが特徴とされるコシヒカリ。
ただし、それは品種全体のお話。
今年のこのお米については、冒頭で紹介した社員Mの試食結果を大切にしています。
2024年7月19日、下西では藻塩米のコシヒカリときぬむすめの根っこを見せてもらいました。
「健康な稲は、根を見ると分かる」と教えていただきました。
毛細根の様子などが判断材料になるそうですが、正直に言うと、僕にはまだまだ難しい世界です。。。
まずは、コシヒカリの根っこ。
この稲は、2024年5月17日に植えられたものだそうです。
2024年7月19日/隠岐の島町下西|こちらが藻塩米コシヒカリの根っこ。2024年5月17日に田植えした稲です。そして、比較のために見せてもらった、きぬむすめの根っこです。
2024年7月19日/隠岐の島町下西|こちらはきぬむすめの根っこ。見比べる機会は貴重でした。このときはコシヒカリのほうが根が長く見えました。
ただし、田植え時期などの条件も違うため、この写真だけで品種ごとの根の長さや品質の優劣を判断することはできません。
案内してくださった方のお話では、このあたりの土には鉄分が多いため、根が赤っぽく見えることもあるそうです。
お米は、袋に入った姿だけでは分からないことがいっぱい。
こうやって田んぼで教えていただくたびに、僕たち米屋も勉強させてもらっています。
💌 お客様の「美味しい」を、隠岐の生産者さんへ届ける
いづよねが大切にしていることがあります。産地の想いを、お客様へ届けること。
そして、お客様の声を、産地へ届けること。
2024年7月18日には、いづよねに届いたお客様のクチコミを、隠岐の方々へお届けしました。
ものすごく喜んでいただけたんです。
それだけでも嬉しかったのですが、そのクチコミを、なんと農協の玄関の掲示板に貼ってくださっていました。
普段、僕たちはお客様から「美味しかった」と言っていただく機会があります。
でも、その言葉を一番聞いてほしいのは、暑い日も田んぼに立っている生産者さんたちかもしれません。
このコシヒカリについても、以前の年産をお求めくださったお客様から、「いつも通り美味しい」「大変満足」といった声が届いています。
それらは過去の購入者さんの感想であり、令和8年産の食味評価ではありません。
僕たちは、これからもお客様の率直な声を受け取り、生産者さんに届けていきたいと思っています。
このお米を仕入れるようになったきっかけは、こだわり米を専門に扱う卸の方からの紹介でした。
そこから4度の産地訪問を重ね、反対に産地の皆さんが何度もいづよねへ来てくださるようになりました。
今では、隠岐の島は僕にとって、本当に大好きな産地のひとつです。
⛩️ 何度でも行きたくなる島。美味しい魚と、命の恩人
お米がきっかけで訪ね始めた隠岐の島。でも、通うほどに好きになったのは、田んぼだけではありません。
2019年6月18日には、社員旅行で隠岐の島を訪問。
藻塩生産組合の皆さんとの交流会で、とれたての魚や貝をたくさんいただきました。
本当に美味しくてビックリ!
日本中の産地を訪ねている僕ですが、隠岐の魚料理や白バイ貝は、個人的には一番好きかもしれません。
2019年6月18日/隠岐の島町南方|藻塩生産組合の皆さんとの交流会。とれたての魚と貝の美味しさに感動しました。2024年には、玉若酢命神社の「八百杉」の前でも記念撮影。
八百杉は、1929年に国の天然記念物に指定された巨木です。
隠岐の島町の資料では、樹齢は千数百年ともいわれています。
2024年7月17日/玉若酢命神社・八百杉前|長い年月を生きてきた巨木を前に、社員たちと記念撮影。そして、隠岐の島の名所といえば、ロウソク島。
海に立つ岩の先端に夕陽が重なると、まるでロウソクに火が灯ったように見える場所です。
僕は強烈な晴れ男なので、4回訪れて、4回ともバッチリ見ることができました!
2025年8月26日/ロウソク岩|訪問4回、見られたのも4回。晴れ男の面目躍如です♪
2025年8月26日/ロウソク岩|ロウソク岩を、ちょんまげ風にしてみました(笑)。そして最後に、村上さんとの忘れられない思い出を、もうひとつ。
隠岐でシーカヤックを体験したときのこと。
僕の体重が重すぎたのか、カヤックが何度も転覆してしまったんです。。。
本当にもうダメかと思ったとき、村上さんが漁師さんにお願いしてくださって、無事に救出してもらえました。
というわけで、村上淳一さんは、僕の命の恩人でもあるんです♪
米づくりへの熱意に感動して、島の人たちの温かさに助けられて。
隠岐の島は、僕にとって特別な場所になりました。
🍙 ご注文後に精米。島の想いを、いつもの食卓へ
いづよねでは、このお米をご注文いただいてから精米します。白米だけでなく、玄米のまま、3ぶ精米、5ぶ精米、7ぶ精米、無洗米も商品ページから選べます。
量は2.7kgと4.5kgからお選びいただけます。
まずは、炊きたての白いごはんを、ひと口。
ふっくらした食感と、グッとくる甘みを感じていただけたら嬉しいです。
そして次の日は、お弁当やおにぎりにも。
社員Mが気に入った、冷めたときのしっとり感も楽しんでみてください。
一膳のごはんの向こう側には、隠岐の海があり、田んぼがあり、村上さんたちの仕事があります。
このお米を食べて「美味しい」と思っていただけたら。
その気持ちを、ぜひいづよねにも聞かせてください。
いつかまた隠岐を訪れたとき、村上さんたちへ届けたいと思います。
📦 商品情報(ご注文前に)
- 商品名: 隠岐特撰藻塩散布米コシヒカリ
- 産年: 令和8年産(2026年産)
- 産地: 島根県隠岐郡隠岐の島町下西
- 品種: コシヒカリ
- 生産者: 村上淳一さん
- 栽培方法: 農薬5割減、藻塩水溶液を稲に散布
- 重さ: 2.7kg・4.5kgから選択
- 精米度合い: 白米・玄米のまま(1割増量)・3ぶ精米・5ぶ精米・7ぶ精米・無洗米から選択
- 精米の特色: ご注文後に精米(玄米のままを選択した場合を除く)
- おすすめ: 炊きたてのごはん、お弁当、おにぎり
下西の田んぼで実際に見た、驚くほどきめ細かな土。産地を訪ねて選んだお米です。
海藻アラメと海水から作る藻塩を水溶液にし、生育中の稲へ散布しています。
農薬5割減。真夏の散布作業や草取りを体験したいづよねが、作り手の想いをお伝えします。
ご注文後に精米。2.7kg・4.5kgから、暮らしに合う量と精米度合いを選べます。
掲載の産地訪問写真は2013〜2025年に撮影したもので、令和8年産の生育状況を示すものではありません。
炊飯方法の動画























