超高級米の「銀の朏」とは?米屋が魅力を解説します!

  


みなさんこんにちは(^^)
いづよねスタッフのちーです。

先日、超高級米の【岐阜県 銀の朏(みかづき)】の生産者さんに会いに、岐阜県まで行ってきました!
その時の様子と【銀の朏】というお米についてお話ししていきたいと思います。

※このブログは、銀の朏の生産者である「合同会社まん丸屋」さまの公式ホームページから文章をお借りしています。


超高級米の【岐阜県 銀の朏(みかづき)】、いづよねネットショップでももちろん販売しております!


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銀の朏について

そもそも「銀の朏」というお米のことを皆さんはご存じでしょうか?

「銀の朏」は、2000年に9月に岐阜県下呂市でコシヒカリの中から発見された《いのちの壱》という品種のお米です。

食用米において日本一大きな粒(コシヒカリの約1.5倍)、輝くツヤとモチモチの食感が特徴で、炊きあがりはもちろん、冷めてなお、その魅力を発揮します。

「いのちの壱」は発見者が中心となって、「龍の瞳」というブランド名で発売され、人気の高まりとともに生産地を広げていきました。

「いのちの壱」の特性をより活かすため、生産地や品質にこだわった農家が、新たに生産グループ「合同会社まん丸屋」を設立。
岐阜県飛騨 及び その周辺地域の中山間地域(標高600m前後)で栽培することにこだわり、独自に定めた栽培基準に則って栽培したものを「銀の朏(みかづき)」のブランド名で、2013年の新米から販売をはじめました。

「いのちの壱」という品種の中でも、岐阜県の飛騨地域および周辺の山間地域限定で、かつ、職人さんたちがこだわりにこだわって作ったお米のことを「銀の朏」というブランドで販売しているのです(^^)

また、「銀の朏」の特徴は、米粒が大きく、すっと入った白い線が入っていること。
それがまるで三日月のようだということで、この名がついたそうです。

「銀」とは、美たる白米。美しい白を指す「銀」。
磨き上げられた、美しい米粒の象徴。
「月」が「出」ると書いて 「朏(みかづき)」。
これは三日月の別名ですが、
“朏”(ひ)とは、はじめてとばりを開いて姿を出す、
というのが原意であり、
月の姿がはじめて見え出たことを表しています。

「出る」は、「山山」の連なり。美しい山々に浮かぶ一番最初の三日月のように、
飛騨の大地から生まれた、いのちの壱。
今、ふたたびのはじまりに、ここだけの、ここにしかない
自然のいのちを味わうお米です。

また、生産者&販売元である「合同会社まん丸屋」さまはお米の作り方や肥料に大変こだわりを持っておられます。

実際に話をお聞きすると、その想いに社長と私はしびれまくりました。。

以下、合同会社まん丸屋さまのこだわりを紹介させていただきます。

私たちは、生命の命をいただいて生きている。
お米も天寿を全うさせ、美味しくいただくことの追求が永遠の課題です。

私たちは、大昔の農業に振り返ることを目標としており、
農薬の使用を抑え、化学肥料を一切使用しない
地域にあった栽培にこだわっています。
たゆまぬ努力のほか、山々が育む、ミネラル豊富な水、豊潤な大地、
600m前後の高地で寒暖の差がある気候。
栽培地である飛騨地域特有の風土が、
大粒の“銀の朏”を、それはそれは、美味しく育てあげます。
また、収穫後はお米を籾付きの状態で保管し、
可能な限り新米に近い状態でご提供できるようにしています。

銀の朏は、いづよねの中でも特にファンが多い銘柄です。

その魅力はなんといっても、粒の大きさと甘さ、そしてお米としての存在感の大きさです!
コシヒカリの1.5倍の超大粒品種なので、お米を洗っているときにも手の中でゴロゴロする感じです。

とにかく大粒で甘い!これが一番の特徴です(^^)

一度食べたら、もう普通のお米には戻れないかも、、、

また、その実力は確かなもので、数々のお米のコンテストで受賞経験があります。
「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」や「お米コンテストinしずおか」、「米ー1グランプリinらんこし」、「米・食味分析鑑定コンクール」などの大会で数々のグランプリを獲得しており、お米業界史上、最多受賞になります!!

参考:https://ginnomikazuki.shop-pro.jp/?mode=f5

このようにコンテストの受賞歴があまりにも多いので、生産者のまん丸屋さまより送っていただいたFAXを掲載させていただきます。。
写真は2020年産の実際のコンテスト結果です!

まん丸屋さんの事務所に実際にお伺いさせていただきましたが、一面に貼られた表彰状の数に本当に驚きました。。流石としか言いようがありません。




銀の朏の紹介動画もありますので、お時間ある方は是非ご覧ください!
社長とゆりりん店長が頑張って紹介してくれています(^^)


また、銀の朏(いのちの壱)の品種特性として、人が食べて判断する官能検査で高い評価を得て、機械でお米の成分を分析して数値を出す食味分析を若干苦手としています。
それでも、機械の食味分析で予選を行う、米・食味分析鑑定コンクールで金賞を取れる実力があります。
苦手な理由は、機械の食味分析がコシヒカリを基準として作られているからです。
銀の朏は、今までのお米の延長線上にはありません。従来の方法では計測できない美味しさがあります。

銀の朏は、日本で最も一般的であるコシヒカリとは一線を画した存在であることがよく分かります。

実際に生産者さんへお会いしてきました!

6月の田植えシーズンに社長と私で岐阜県下呂市飛騨高山にある【合同会社まん丸屋】さまへ取材にお伺いさせていただきました。

社長の曽我さんと社員の小林さんにお話を伺いました!

写真は、いづよね社長の川崎とまん丸屋社長の曽我さんです(^^)



 
玄米大好き いづよね川崎社長
表彰状の数が本当に凄いですね。。。
この数年コロナや物価の高騰などでとても大変な思いをされたと思うのですが、実際のところ現場はどんな感じだったんでしょうか?

 

 
まん丸屋社長 曽我さん
実は、コロナで本当に色々狂ってしまって、、、本当は営業に沢山行ったりしたいけどなかなか出来ず、でも近隣の農家さんでも離農される方が多いので、うちに委託される田んぼは増える一方でなかなか大変なのが事実です。。でも、そんな中でうちのスタッフみんなが本当に頑張ってくれていて、去年より10日も早く田植えが済みました。本当に感謝しています。私はこの「飛騨高山地域の農地を守りたい」と強く想っています。近年増え続ける耕作放棄地を復元するために、銀の朏とはまた別の品種のお米を色々作って土壌を綺麗にしていくことで、農地の復活に取り組んでいます。


曽我さんはこのように胸の内を語ってくださいました。

また、まん丸屋さんはいづよねと同じように消費者の方にお米を売るお米屋さんであると同時に、実際にお米を作っている生産者でもあります。曽我さんいわく、「作る」と「売る」の両立というのは、なかなか大変で難しいそうです。

まず、「作る」方を一生懸命しないと、良いお米が獲れません。
その結果は「売る」方にダイレクトに影響が及ぶ、と言います。
確かに、一生懸命作った良いお米でないと、沢山の方には買って頂けないですよね。
とりわけ、銀の朏は品質へのこだわりが大きな強みなので、生産で手を抜くわけにはいきません。

そのためにまずは曽我さん自身が生産の方に集中したいと考えていた折、
以前よりご縁のあった小林さんが事務のサポートをしてくださることになり、
今では曽我さんが集中してお米を作れる環境作りが行えているそうです。
販売の手配や私たちのような米屋への分配調整などのサポートをしてくださっており、
いづよねでも小林さんのスムーズな仕事ぶりに大変助かっております(>_<)

また、曽我さんはお米作りについてこのようにもお話ししてくださいました。

 
まん丸屋社長 曽我さん
お米作りはただ普通に作付けするのではなくて、もちろん作る場所が良くないとダメだし、管理するタイミングも本当に大事です。洞察力というか観察力というか……。「今ここ!」っていうタイミングで刈り取りしないといけなかったり、田んぼを乾かさないといけなかったり、そういう全てのタイミングで品質は全て左右されるのです。
「消費者の皆さんや銀の朏を取り扱ってくれているお米屋さんへ、どうしてもいいものが届けたい」と思って、本当にこだわりを持って作っています。
 

また、生産に関しては第三者である小林さんから見ても、
 
『銀の朏の品質は本当に良いもので、社長の生産へのこだわりには目を見張るものがあります。
正直クオリティの高さには驚きました。食べられる人は正直ラッキーやと思います(笑)』

と、仰っていました!


曽我社長自ら、朝早くから田んぼの現場に赴き、自分の目でお米を深く観察し、今までの経験・知識・技術を総動員してこだわりにこだわって作っている、そのお米への信念こそが、まん丸屋さんと銀の朏の最大の強みだと思いました。

また、私自身も様々な生産者の方にお会いしてきましたが、ここまでこだわりを持って作っている方はそうそういらっしゃらないと感じました。

 

 
玄米大好き 川崎社長
生産量が少ない中、いつもいづよねにお米を回してくださり、本当に有り難い限りです。。米屋としてもっともっと銀の朏の良さを広めていきます!



続いて、少し話題を変えて、、、
 
玄米大好き 川崎社長
近隣の農家さんたちにも銀の朏の生産委託をしているそうですが、
みなさん専業で作られているんでしょうか?
 
 
まん丸屋 曽我さん
専業の方も多いですが、案外兼業でされている方も多いんです。
しかし、最近はお年寄りの生産者の方が多いので、将来的に見ると辞められる方が増える一方かなと。
そこで、まん丸屋自体が体力・地力を付けて、もっと生産量を増やしていきたいなと考えています。また、お米を今作ってくれている皆さんが本格的に辞められた時のことを見据えて、将来的にも、もちろん若い人達のためにも、10年後・20年後の未来を担えるような体制を今のうちに築いていきたいと考えています。
 
まん丸屋 曽我さん
最近はスマート農業にも積極的にチャレンジしています。
例えばドローンや自動水門とか。実は、うちは9割方の田んぼに自動水門が付いています。それと、うちは公務員を退職して帰ってきた息子が2人いるんですが、「農産物検査員」と「ドローン免許」の取得に向けて頑張っています。
今後について、このようにお話ししてくださりました。

ちなみに自動水門とは・・・
水田の水位を自動で管理、または、遠隔の操作が可能になっている水門のことです。

昔から稲作農家には「水見半作」(みずみはんさく)という言葉があります。
これは米作りにおいて、水管理が稲作の半分を占める重要な作業であることを意味しています。
そんな重要な水管理を自動でしてくれることは作業時間の大幅な短縮に繋がるそうです(^^)

近年は、様々な自動水門があるみたいです。
こちらのページを参考にしてみてください:-)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/smart/forum/R2smaforum/mattingu/water.html
〜農林水産省 スマート農業・水管理システムより〜

美味しさへのこだわり

 
玄米大好き 川崎社長
ここまでお話を聞かせていただいた中で、「こだわり」という言葉がたくさん出来たと思うのですが、具体的にはどんなことをされているのでしょうか?
 
まん丸屋 曽我さん
そうですね、、実際、うちの奧さんにも「あんたこだわりすぎやないの」って言われるくらいです(笑)でもやっぱり、、会社として大規模に米作りをしているのもそうですが、社長としてみんなを指導する立場なので、みんなの見本になる存在でありたいと常日頃から思っています。また、几帳面な性格なのでどうしても手が抜けないというか・・・。でもその性格からくる細かいこだわりも誇りに思ってやっています。
 
 
玄米大好き 川崎社長
その細かいこだわりが商品に現れて、確実にファン作りに繋がっているんですね(^^)
流石、曽我社長です。。。また、一回食べていただくと誰もが虜になる美味しさで、多くのファンがいらっしゃいますよね。もちろん僕もその一人です!(笑)

岐阜県飛騨地域へのこだわり

 
玄米大好き 川崎社長
「銀の朏」は「いのちの壱」という品種の中でも、岐阜県飛騨地域限定で作られていることが大きな特徴だと思いますが、その地域へのこだわりとはどういったものなのでしょうか?
 
Namまん丸屋 曽我さん
そうですね.,,やはりこの岐阜県飛騨地域には特に思い入れが強いです。美味しさの一番の秘訣は、この中山間地域の寒暖差がある気候と、、そして土壌だと思います。南北に走っている日本アルプスから出る水がマグネシウムが多いみたいで、、、マグネシウムが多い土地で育てたお米は甘くなるんですよ。それが美味しさの秘訣ですかね(^^)
まん丸屋さんのホームページでも以下のような紹介があります。

山紫水明の岐阜県。山々が育む、ミネラル豊富な水、豊潤な大地、600m前後の高地で寒暖の差がある気候。 作り手のたゆまぬ努力のほか、飛騨地域特有の風土が、大粒の“銀の朏”を、それはそれは、美味しく育てあげます。

岐阜県飛騨高山地域は、岐阜県北部に位置し、高い山々に囲まれた山岳地帯です。
3,000m級の乗鞍岳(のりくらだけ)をはじめとする北アルプスや御岳、白山連峰など高い山々に囲まれ、気候は冷涼で冬期は積雪が多く、自然豊かな地域です。
お米は「水」が命!!!(^^)
北アルプスの豊富な雪解け水が高原川を水源とし供給されること、これが美味しさの秘訣です。
澄んだ雪解け水と昼夜の寒暖差の大きい厳しい自然環境のおかげで、
洗練された美味しいお米を作ることが出来るのです。


また、マグネシウムが多いと甘いお米が出来るというお話が出ましたが、
昔からマグネシウムが多い(かんらん岩、蛇紋岩、玄武岩など)土地で作られたお米は
食味が良いと言われてきました。

実際に、いづよねで扱っている「兵庫県養父市 蛇紋岩コシヒカリ」は
名前の通り「蛇紋岩」というマグネシウムが多く含まれた岩(地層)の上で栽培しているため、
強い甘みが特徴的で、超絶人気を誇るお米です!(^^)
蛇紋岩コシヒカリについてはこちら

さて、話を戻しますが、、、
「いのちの壱」という品種の中でも「飛騨高山地域」だけに限定して栽培している「銀の朏」ですが、そもそもの「いのちの壱」の始まりは岐阜県下呂市だそうです。その「いのちの壱」の特性をより活かすために、生産地や品質にこだわった農家さんが集まって作っているのが「銀の朏」です。

何が言いたいかというと、、、
飛騨高山地域は「いのちの壱」が生まれた地であり、その生まれた土地の利を存分に活かして、限定して作っている、つまり、他の「いのちの壱」とは画した存在として、作られているということに大きな価値があると思うのです。

お近くの長野県も日本アルプスに囲まれた山岳地帯で、岐阜県と同じく昼夜の寒暖差が大きい、かつ、豊富な雪解け水のためにお米の生産には適する土地ですが、曽我さんは「あえて長野県で育てるようなことはしない」と仰っていました。
そこには「岐阜県のこの地域で」という強い想いとプライドがあるのだとひしひしと感じられ、私自身お話を聞きながら胸が熱くなりました。

生産者さんの想い

 
玄米大好き 川崎社長
ここまで栽培のこだわりや土地への想いなど、沢山のお話を聞かせていただきました。また曽我さんは肥料や農薬にも相当なこだわりを持っていらっしゃるとお聞きしています。具体的にはどのような方法を取られているのですか?
 
まん丸屋社長 曽我さん
うちは肥料のなかでも土壌改良剤は私がブレンドして作っているんです。一般的に「化学肥料不使用」と言っても化学窒素を不使用なだけで、土壌改良剤には化学窒素を普通に使っていることが多いです。うちは土壌改良剤にも化学窒素を一切使いたくなかったので、有機JAS認定のものを独自にブレンドして作っています。また、培土も有機JAS認定のものをわざわざ使っています。。肥料の違いだけで、田んぼの質って全く違うものになってくるんですよね。こだわった肥料で作っている田んぼはとろとろ、普通の作り方をしている田んぼはザラザラで肥料がいっぱい入っているというイメージですね。そんな感じで、うちでは農薬の使用を限りなく減らし、化学肥料は一切使用しないということにこだわって作っています。

☆「土壌改良剤」・・・作物の栽培に適した土に改良するために使用される資材のこと。 肥料とは異なり、土の物理性や化学性、生物性の要素を改良するために使用されます。 畑や田んぼで栽培をしていると、どうしても物理性や化学性、生物性の要素は崩れていきます。 そのため、土壌改良剤が必要になります。
土壌改良剤とは、その名の通り土壌を改良するために使用する資材のことです。
例えば、腐葉土、牛ふん堆肥、消石灰、もみ殻くん炭などが挙げられます。
☆「化学肥料不使用」・・・育苗期間(籾種の消毒から田植えまで)、本田栽培(田植えから刈り取りまで)の栽培期間中において、化学肥料を使用しないということです。

☆「有機JAS認定」・・・「有機農産物」として出荷・販売するには、JAS規格による検査に合格する必要があります。JAS規格とは、農林水産大臣が制定した「日本農林規格」のことで、品位・成分・性質など品質に関係する基準、生産方法に関する基準が定められています。このJAS規格を満たし、検査に合格すると、「有機JASマーク」を付けることができるようになります。「有機JASマーク」がなければ「有機〇〇」と表示できません。
参考:〜農業ジョブ 有機栽培と無農薬栽培の違い〜https://agrijob.jp/contents/myagri/organic-cultivation#:~:text=%E6%9C%89%E6%A9%9F%E6%A0%BD%E5%9F%B9%EF%BC%88%E6%9C%89%E6%A9%9F%E8%BE%B2%E6%A5%AD%EF%BC%89%E3%81%A8,%E3%81%A8%E5%AE%9A%E7%BE%A9%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

 
まん丸屋社長 曽我さん


少し話は逸れますが、実は、、「有機JAS」と「農薬不使用」って若干意味が違うんですよ。「有機JAS」だと有機JAS認定を受けている特定農薬(木酢や石灰)を使えるのですが、「農薬不使用」は完全に使っちゃダメで。だから、農薬不使用っていうのは使える肥料も限られるので、本当に大変なんですよ。そのため、なかなか大量には作れないんです。
 
玄米大好き 川崎社長
そうだったんですね…!すごい。。知らなかったので大変勉強になります。木酢くらいは使えるものだと思っていました。「有機JAS」の方が認定があったりして色々と大変だと思っていましたが、実は逆なんですね。
昨今、農薬不使用米や有機JAS米の需要は高まるばかりですが、生産者さんたちは本当に大変な思いで作って下さっているのがよく分かります。。いつも本当にありがとうございます…!

曽我さんは化学肥料を一切使わないこと、農薬を限りなく減らし有機肥料を使用することなどの徹底的な「安全」への取り組みを語ってくださいました。さらには「無農薬」と「農薬不使用」の違いについても今回で始めて知ったので、大変勉強になりました。。また、農薬や化学肥料だけでなく、土壌改良剤までもご自身でブレンド・改良されていたことは驚きでした。。本当に尊敬の一言、、、社長と二人、頭が上がりませんでした。。。

また、まん丸屋さんでは、原流域で農業を営む者として環境を汚さないよう、自然環境を守り続けるための努力を惜しみません。ドジョウ、タニシ、昆虫たちと共存できる栽培環境維持にも尽力されています。

元肥料には100%有機肥料を使用。持続性がある有機肥料は、使い続けることによって年々良好な土壌となっていきます。

また、農薬使用量を通常農法の1/3~1/4程度に抑えているため、毎年行っている残留農薬検査では、全項目において農薬成分を検出されていないそうです。手間と労力は増えますが、その分環境にも食べる人にも優しいお米ができるのです。

「銀の朏」は、低農薬と有機肥料に徹底してこだわっているため、生産できる農家さんが少ないのが現状です。「銀の朏」を大切に栽培する契約農家さんの労力を少しでも削減したいと、まん丸屋さまの研究は続いています。
その上で、「栽培方法、肥料を同一になるよう徹底し、品質と食味を向上させたい。目指すはプロの農家集団です」と語ってくださいました。

さらに、お米の保管方法にもこだわりが・・・
まん丸屋さんでは、収穫したお米は、もみの状態のまま低温保存し、配送の直前に精米し袋詰めします。可能な限り新米に近い状態のお米を食卓へ届けるための、こだわりだそうです。

お米は稲の種子です。もみや玄米は貯蔵中にも呼吸をし、成分を消耗するとともに、各種の酵素反応や化学反応が進むと、お米の鮮度は次第に落ちていきます。そういった植物の呼吸や体内の働きは、低温であるほど進むのが遅くなります。そのため、低温保存はお米が古くなるのを防ぐ効果があるのです。
また、もみのままの貯蔵だと、玄米よりも品質を保持しやすいと言われており、コクゾウムシのような害虫やカビのような微生物による品質低下を防ぐことにも一役買っています。

まとめ

ここまで「銀の朏」について、生産者であるまん丸屋さんへのインタビュー内容を中心にお話しをしてきました。少しでも「銀の朏」というお米についてご興味を持って頂けたら嬉しいです!(^^)
また、生産者さんのお米作りや農業、環境保護への想いを知っていただき、お米への感心を持って貰う、そして、少しでもいいので今よりお米を食べてくださる方が増えると、米屋冥利に尽きます。。

現在、「銀の朏」は市場にはなかなか出回らない貴重なお米ですが、実際にお米を食べ比べるコンクールで年齢や地域の異なるさまざまな人々を魅了し、注目が高まり続けています。
専門家も唸る美味しさの「銀の朏」は、農村環境のより良い改善と工夫でさらに美味しさを増し、根強いファンの方々だけでなく、これまで以上に沢山の人に「おいしい!」の笑顔をもたらすはずです。
そんな「銀の朏」の魅力を1人でも多くの方に知ってもらうのが、私たち米屋の使命です。
いづよねでは、1㎏〜、精米度合いは玄米・白米・分づき米からお選びいただけます!(^^)
少し高級なお米ですが、それだけの美味しさと価値があると思います!

是非一度、試してみてください!お味はいづよねが保障します:-)
今回はボリューミーな内容となってしまいましたが、
最後までお付き合いいただきありがとうございました!

何かご不明点やご質問などございましたら、お気軽にご連絡くださりますと嬉しいです!

では、また次のブログにて(^^)



☆まん丸屋さま、曽我さま、小林さま
取材のご協力、本当にありがとうございました…!