同じお米の品種でも産地によって味が違うのは何故??

同じ品種のお米でも産地によって味や食感が違うのは何故?

突然ですが・・・
【コシヒカリ】は粘り気があって、もちもちした食感ですが
【ササニシキ】は粘り気が少なく、サラッとした食感です。

このように、品種が異なると食味や食感も異なります。

しかし、同じ品種のお米
(例えば同じコシヒカリでも新潟県魚沼産コシヒカリと兵庫県コシヒカリ)でも、
栽培する土地や作る農家さんによって、食味や食感は変わってきます!!!


その理由は・・・
栽培する土地の気候や土壌、与える肥料が違うから!🌱


例えば、
アミロース含量(→これによりもちもち加減が決まる)は
米粒が大きくなっていく時期(登熟期)に気温が低いと高くなり、
気温が高いと低くなる傾向にある。

https://www.asakura.co.jp/detail.php?book_code=43555


登熟期に窒素含量を必要以上に与えて栽培すると、
米粒中のタンパク質の含量が多くなってしまいます。

また、マグネシウム含量の多い土壌で栽培すると、
米粒中のカリウム含量に対してマグネシウム含量が高くなります。
(実践女子大学・田島眞教授)

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000194418


お米は、タンパク質が少なかったり
カリウム含量に対してマグネシウム含量が高い米は、
美味しいお米とされています。

いずれにしても、産地によって登熟期の気温
土壌中の窒素含量とマグネシウム含量が異なるため、
同じ品種のお米でも食味や食感に違いが生じるのです!😌

お米が甘くなる土

また、甘いお米はにも秘密があります!

それは・・・
マグネシウムが多い土地で作ったお米は甘くなる
というものです!

マグネシウムは、植物にとって欠かせない元素の一つです。

マグネシウム(Mg)』は元素番号12、自然界や土壌中のみならず、植物や人間の体内にも多く存在する金属元素である。酸素と結びつきやすい性質があるため、自然界では酸化マグネシウム(MgO)となったり、塩素と結びついて塩化マグネシウム(MgCl2)になるなどして存在する、ありふれた元素だ。

https://rice-assoc.jp/for-famer/32-cultivation/193-2019-04-09-05-27-21.html?page=2&module_id=151&sj_class_module=397402921609947653

お米とマグネシウムの関係は、正常な成長のみならず『食味』においても重要だといわれている。
玄米に含まれるマグネシウムとカリウムの比であるMg/K比が大きいほど、炊飯したときに粘りが良くなるという研究があるのだ(参考文献)。粘り気のあるもちもちとしたお米は、日本人の好む食味。成長の観点からも食味の観点からも、マグネシウムの十分な供給には注意する必要がある。

参考文献:岡本正弘・堀野俊郎・坂井真 1992. 玄米の窒素含量およびMg/K比と炊飯米の粘り値との関係. Japan.J.Breed.42 :595〜603

https://rice-assoc.jp/for-famer/32-cultivation/193-2019-04-09-05-27-21.html?page=2&module_id=151&sj_class_module=397402921609947653

また、マグネシウムの効果として
以下があげられる。


マグネシウム
作物の栄養となる、デンプンを合成する「葉緑素」の主成分です。
足りないと葉緑素も少なくなるので、光合成によるデンプンの合成量が減ります。
つまり、マグネシウムは美味しいお米を作るのに欠かせないということです。
その他、リン酸・ケイ酸と相乗効果をもたらしたり、植物体内の重要酵素の活性剤となったりする働きもあります。

https://www.gohansaisai.com/fun/entry/detail.html?i=715

そのマグネシウムは
お米を甘くする成分として認められています。


オススメのお米


いづよね大人気の
【兵庫県養父市 蛇紋岩コシヒカリ】
マグネシウムがたっぷり含まれた「蛇紋岩地質」の上で作られており、
その地質から染み出た水で育てることにより、甘いお米に仕上がっているのです!

甘い甘いお米の【蛇紋岩コシヒカリ】はこちら

また、
国内屈指の米どころである信越地方北陸地方の盆地では、
登熟期(夏)に気温が一気に高くなり、
しかも、
土壌中のマグネシウム含量も高いそう!

最高級ブランドの新潟県 魚沼産コシヒカリの食味が良いのは、
このように米作りに最適な土地で栽培されているためなのです😊🌱

美味しいのにはしっかりと理由があるのですね🙆🏼‍♀️

【魚沼産のコシヒカリ】はこちら

【魚沼産の新之助】はこちら

まとめ

同じ品種でも産地によって味が異なるのは
栽培する気候や土壌、与える肥料が違うから。

それぞれの土地や気候の違いを活かして
農家の皆さんは
日々、米作りをしてくださっているのですね。

同じコシヒカリという品種でも
いろいろな産地のものを食べ比べてみると面白いかもしれません(^^)

もっと言えば
お米を作る農家さんごとですら
味が少しずつ変わってくるとも言われます。

みなさんもお気に入りの産地や農家さんを
見つけてみてくださいね✨



いづよねスタッフ ちー