お米に虫が沸いた!!!そんな時はどうすればいいの?予防するには?

ご無沙汰しております!
いづよスタッフのちーです!

だんだん温かくなってきましたね〜(^^)
そうなるとお米業界は悲しい出来事が起きやすくなります。

 

今日はそんなお米の虫について解説していきたいと思います。

 

お米に虫がわく理由

そもそも、何故お米に虫がわくのでしょうか?

家庭でお米を長期的に保存しているとどこからともなく虫がわくことがあります。しかし、虫が自然発生することはないので何らかのルートで家屋に侵入してきて、気が付いたら「虫がわいた」ということになります。

特に、5㎏や10㎏のビニール袋ではなく、30㎏の米袋で購入・保管している方に多いのではないでしょうか。

自然発生するわけではないということは外から侵入してきている、といことが考えられます。


その場合、米袋の通気のための穴から侵入している、もしくは、米袋を食い破って侵入している、という可能性が考えられます。


さらには、稲刈り前の稲穂や貯蔵時に卵が産み付けられていて、米袋の中で孵化する、といったパターンも考えられます。

 

それぞれのパターンについて解説していきます。


米袋の通気穴や袋を食い破って侵入する

 

こちらのイラストのような米袋はお米が30㎏入る袋です。
普段スーパーで少量のお米を買われる方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、田舎からお米が送られてくるような方はこの米袋で送られることが多いので、逆に超身近な存在かも知れません。

こちらの米袋から侵入されることもありますし、スーパーなどで売られている形のビニール袋(プラスチック素材)でも侵入されることはあります。

小さい虫は、お米袋の通気穴から米袋の中に侵入してしまいます。
嗅覚が非常に優れているため、
お米などの穀物の匂いを嗅ぎ分け、侵入するといった具合です。
米袋のメーカーや種類によっては、通気穴を可能な限り小さくしたり、
逆止弁をつけて虫の侵入を防いだりしているものもありますが、
すべてのお米ではありません。

さらに、メイガの幼虫は
購入時のお米の袋を簡単に食い破って侵入してしまいます。
幼虫は米粒を食べながら数週間から1ヶ月半で成虫になり、
また米粒に産卵することを繰り返すので、
購入した袋のままで保存しておくのは危険です。

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米袋の中で孵化してしまう

お米の害虫の成虫は、お米の袋に穴を開け、お米に卵を産み付けます。
お米の中で卵がかえるとその幼虫は周りのお米を食べて成長します。

卵を産み付けられたお米は、脆く割れやすいです。
(既に卵からかえり幼虫になっていた場合は、米粒を食い荒らすのでより脆く割れやすい米粒になっています)
そういったお米は精米時に取り除かれることがほとんどですが、まれに残ってしまうことがあります。
その残ったお米の中から卵がかえり、成虫になると、その米袋のなかでどんどん繁殖してしまいます。

害虫は、米粒に穴を開けて卵を産みつけます。
産みつけられた米は割れやすいので、
精米時に砕けて取り除かれることが多いのですが、100%ではありません。
現在の技術では、米粒の中に卵を産み付けられても
割れていないお米を精米ラインで除去することは不可能であり、
そのための除去機もないのが現状です。

米袋の中に卵が産み付けられた米粒が入っていた場合、
活発に動ける20℃以上の気温になると約1ヶ月で孵化してしまいます。
孵化した幼虫は米を食べながら成長し、また米粒に卵を産むので、
未開封の米袋であっても虫が湧くことがあるのです。

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お米にわく虫の種類

お米にわく虫は結構決まっていて、
特に多いのが
「コクゾウムシ」「ノシメマダラメイガ」「コクヌスト」
「ノコギリヒラタムシ」「コナナガシンクイ」という虫です。

その中でも特に多い
コクゾウムシ
ノシメマダラメイガ(メイガ) 
について、解説していきたいと思います。

 

コクゾウムシについて

 

写真はビックリしちゃうかもしれないので、イラストで・・・(T-T)

こちらのコクゾウムシ
別名「米くい虫」と呼ばれているほど米の害虫といえば・・・というくらい代表的存在です。

大きさは幼虫で約1mm、成虫で2〜2.5mmほどで、頭の先がゾウの鼻のような形{口吻(こうふん)}をしているのが特徴。

コクゾウムシはその長い口を使って米に穴をあけ、その中に卵を産み付けることで、産卵します。
低温には弱いですが、気温が20〜30℃になると孵化した幼虫はそのまま米粒の中で成長し、成虫となって出てくるのです。

またお米以外に、小麦粉やパスタなどにも発生する場合があります。

ノシメマダラメイガについて

 

 

→こちらはノシメマダラメイガの成虫です

 

ノシメマダラメイガ」ですが、体長7〜8mmの小さな蛾(翅を広げると14mm程度)で、成虫がお米のぬか層や胚芽部に卵を産みつけます。

蛾に対するアレルギーがある場合、幼虫のフンや鱗粉(りんぷん)によってアレルギー症状を引き起こすおそれがあるので注意が必要です。

また、幼虫は、色が白く細長い形をしているのが特徴。
お米と色が似ているため、パッと見ただけでは気付かないことがあります。
さらに、幼虫は購入時の袋を食い破れるので注意しなくてはなりません。
幼虫は、穀類や粉を食べながら数週間から1カ月半で成虫になり、また、産卵することを繰り返します。

予防するには?

これらの虫の発生を防ぐには唐辛子にんにくを米びつに入れたりされている事が多いですがめっちゃ効果があるかと思うと、ナゾなところがあります。。

最も効果があるのは

3週間以内で食べきれる少量で買うこと
冷蔵庫など、涼しいところで保管すること

です。

保存方法について詳しくはこちらのブログで解説しておりますのでご覧ください(^^)


オススメは「ジップロックなどの密閉した容器に入れ、冷蔵庫の野菜室で保管すること」です!!!



まとめ

「お米の虫の発生はしょうがない・・・」
そう思いつつも、やっぱり虫がわいているお米は食べる気にならないかもしれません・・・(T-T)

しかし、虫について少しでも知ることが出来れば対策や予防を練ることができます(^^)

いづよねでは、送料の問題もありますが温かくなってきた時のお米の購入は《少量のご購入》をおすすめしております!

その他、ご不明点やご質問などございましたらいづよねにご相談してくださると幸いです◎
少しでもお力になれると嬉しいです!!!

この夏もすてきなお米ライフをお楽しみください♡

 

いづよねスタッフ ちー