【産地訪問記】兵庫・但馬 板仕野の匠・田中敬二さんの田んぼへ行ってきました

【産地訪問記】兵庫・但馬 板仕野の匠・田中敬二さんの田んぼへ行ってきました

まいどです!いづよねの川崎です!! 今回は、2025.11.4に訪問した、毎年恒例の「兵庫・村岡 板仕野地区」への仕入れ訪問のブログをお届けします。

お伺いしたのは、コシヒカリブランド「とろかわの恋」で全国に知られる田中敬二さんのもと。
今年も最高のロットをご用意いただけることになりました。。ほんまにありがたいです。

\目次/

1. 瀞川の恵みと板仕野の自然

兵庫県香美町村岡区の板仕野地区。。
ここは標高500m前後の山あいに広がる、美しい棚田が点在する地域です。
冬は雪深く、夏は朝霧に包まれ、昼夜の寒暖差が激しい。。そんな自然条件が整った地で、最高級のコシヒカリが育てられています。

水源は、瀞川(とろかわ)渓谷から湧き出る清らかな天然水。
この冷たい水が一枚一枚の棚田を潤し、稲にゆっくりと栄養を届けてくれます。
まさに「水と空気の美しさが味になる」土地だと、行くたびに実感します。

2. 田中敬二さんの米作りとは?

田中敬二さんは、但馬牛の完熟堆肥を使った土づくり、有機肥料主体の栽培、農薬を慣行の半分以下に抑える減農薬農法。。
それらすべてを20年以上地道に実践してこられた“匠”です。

そして何よりすごいのは、“美味しさ”への執念。
味・香り・炊き映え・粘り・冷めた時の甘み。。
どれをとっても納得できる米でないと、人には出せないと語っておられました。

お話を聞くたびに「この人が育てるお米を届けられる幸せ」を感じます。

3. 「とろかわの恋」のブランドストーリー

「とろかわの恋」。。
それは板仕野を流れる清流“瀞川”と、米づくりへの“恋心”を組み合わせた言葉。

もともとは「村岡米」として品評会に出品していましたが、田中さんが中心となり、地域ブランド化を目指して命名されたのがこの「とろかわの恋」。

「恋するように真剣に米作りに向き合い、愛されるお米に育てたい」
その想いが込められた名前です。

いまや、関西屈指のブランド米として道の駅でも大人気。
名前の響きも、お米の味も、唯一無二です。

4. 全国が注目する数々の受賞歴

ここで、田中さんと「とろかわの恋」がこれまでに受賞した数々の栄誉をご紹介します。

  • 第10回 米・食味分析鑑定コンクール(国際大会):総合部門 金賞
  • 第9回お米日本一コンテストinしずおか:特別最高金賞
  • 第23回 米・食味分析鑑定コンクール(2021):国際総合部門 金賞
  • 第24回 同大会(2022):都道府県代表部門 特別優秀賞
  • JA兵庫うえの 村岡地区品評会:最優秀賞(連続受賞)

食味スコアは毎回90点台後半。炊き映えや冷めた時の甘みも抜群です。
プロの料理人や審査員からも「一番欲しいお米」と絶賛されているそうです。

5. いづよねだけの特別ロットとは?

じつはこの「とろかわの恋」。。
いづよねがお届けするのは、田中敬二さんの田んぼの中でも、品評会に出品する一番良いロットだけ。

お伺いしたその日も、「今年もいづよねさんの分は、一番よい田んぼのやつやで」と優しく言っていただけました。。

たくさんある田んぼの中でも、日当たり、用水、粘土層、風通し。。
すべてが整った一枚の“出品田”を、毎年いづよね専用に確保してくださっています。

この関係性は一朝一夕では築けません
2012年から築いた信頼と、田中さんのご厚意あっての奇跡です。

6. 訪問を終えて:五感と心が満たされる仕入れ旅

道中の山道には、山水が湧き出しており、田んぼの水面にはトンボが舞い。。
日常とは違う時の流れがそこにありました。

田中敬二さん産地訪問の動画

田中さんと棚田を一周しながら、今年の気候、気温、出穂のタイミング、草刈りの話。。
「ここがちょっと出来すぎてな、味がぼやけんねん」
そんな話が、まるで“料理人の仕込み”のように繊細で驚きでした。

お米は、農産物でありながら、芸術にも近い。。
「食卓の笑顔」を支える根っこを、改めて見せていただいた訪問でした。

今期も自信を持って、最高品質の「とろかわの恋」をお届けいたします!
贈り物にも、自宅用にも、ぜひ一度このお米で“ごはんの格”を体感してください🍙

ご注文ページはこちら → https://genmai.shop/SHOP/640000563.html