胚芽とは?

2023/01/19

◎胚芽とは?
今回は「胚芽」について


お話ししていきたいと思います!
いづよねでは、


分づき米(いわゆる3分づき、5分づき、7分づきなど)を


オススメさせていただいておりますが、



それらは玄米の周りのヌカ層を少し削って、


胚芽を残している状態のお米のことです。
その「胚芽」とは一体何でしょうか?


また、そこには何が入っているのでしょうか?
前提として、


イネの籾(もみ)から籾殻(もみがら)を取り除き、


果皮、種皮、糊粉層(アリューロン層これがお米の旨味成分が多い層です


胚芽(胚)を削り取ったものが、



白米です。


そのため、玄米の重さを10キロとすると

白米は玄米から周りのヌカを1割程度削っているので

仕上がりは9キロの白米になります。


胚芽精米(分づき米)とは


特殊な精米機で、


果皮、種皮、糊粉層(アリューロン層)のところだけを削り取って、


胚芽は80%以上残るように精米したお米のことなのです!


白米の米粒を見ると、くぼんでいる部分がありますよね。


胚芽はもともと、


そこにくっついているもののことをいいます。



大きさはとっても小さいですが、


そこにはたくさんの栄養素が詰まっています😊



胚芽には、脂質が多く含まれています。
ビタミン類は脂質に溶けやすい性質を持っているので


胚芽にはビタミン類が多く含まれます。


特に、ビタミンB1が多く、


可食部100gあたり、0.23㎎で、


白米の約3倍の量が含まれているのです!

余談ですが、


ビタミンB1の摂取量が減ると、脚気になることが知られています。

江戸時代中期、

江戸や大阪など都市部の庶民たちは

白米を食べられるようになったが、

それが原因となり

脚気が蔓延した、という話もあるそうです。
脚気(かっけとは・・・

◆全身の倦怠感

◆食欲不振

◆手足のしびれ、足のむくみ・・などの症状の病気のこと
脚気になると末梢神経や中枢神経が冒され、

足元がおぼつかなくなったりするほか、

重症化すると心不全を起こして死に至ることもあります。



※通常、

人の膝の下をたたくと

足がはね上がりますが(膝蓋腱反射[しつがいけんはんしゃ])、

反応しない場合は、脚気の疑いがあります。


当時は、これを「江戸わずらい」と呼んでいたそうです。

当時の人々は一汁一菜が基本で、

ご飯を大量にとり、おかずの量も数も少なかったことも

ビタミンB1不足の原因となっていました。


小さな胚芽には、

かつての国民病を治す栄養素が詰まっているのですね😌
「玄米にいきなり挑戦するのは、勇気がいる・・・」


そんな方にこそ、


分づき米(胚芽米)は試していただきたいです!!!
いづよね