うるち米とは?五ツ星お米マイスターが教える、もち米・白米との決定的な違い
うるち米とは、私たちが毎日食べている「普通のお米」のことで、もち米・酒米・飼料用米といった“用途が決まっているお米”以外の、食用として親しまれているほぼすべての品種を指す名称です。
うるち米とは?【30秒でわかる結論まとめ】
- 普段食べているごはん = すべて「うるち米」です。
- コシヒカリ、つや姫、あきたこまち = 全部うるち米の仲間。
- もち米 = 粘りが極端に強く、お餅や赤飯に使う別の種類。
- 白米 = うるち米を「精米して白くした状態」を指す言葉。
- 見た目の違い = うるち米は「半透明」、もち米は「絵の具のように不透明」。
まいどです!兵庫県神戸市、明治22年創業の「笑顔の米屋 いづよね」四代目、五ツ星お米マイスターのやすおです。🌾✨
突然ですが、お米の袋の裏側をじっくり見たことはありますか?そこにある「名称:うるち精米」という文字。「うるち米って、いつものお米と何が違うの?」「特別な加工をしているの?」……お米屋さんとして日々店頭に立っていると、本当に多くのお客様からこの「うるち米」についてのご質問をいただきます。😊
安心してください。うるち米とは、日本人が数千年にわたって食べ続けてきた、一番身近で安心な「いつものお米」の総称なんです。🌾
この記事では、お米のプロとして、3年前にスタッフのちーさんが書いてくれた元記事の想いを受け継ぎ、今の時代に合う知恵として丁寧にお伝えします。「もち米との違い」から、「玄米嫌いの家族がおかわりした魔法の米選び」まで、専門家の視点で丁寧に解説します。🍚✨
1. うるち米(粳米)の基礎知識。白米・玄米との違いは?
私たちが炊飯器で炊いて、お茶碗でホカホカ食べているお米。コシヒカリ、きぬむすめ、あきたこまち、ひとめぼれ……。これらはすべて「うるち米」という大きなグループの中の「品種名」です。
「うるち米」は種類、「白米」は状態
ここ、一番の混乱ポイントなので、マイスターの視点で整理しましょう!😊
- ✨ うるち米:お米の植物学上の『種類』(種族そのもの)。もち米と区別する名前。
- ✨ 白米・玄米:お米をどれくらい削ったかという『状態』(姿形)。
つまり、「うるち米という種類を、精米して白くした状態が白米」なのです。スーパーの袋に「精米(うるち精米)」と書いてあるのは、正真正銘、皆様が食べ慣れているあの白米のことですよ。😊
2. プロは「白さ」で見抜く!うるち米ともち米の決定的な違い
お餅や赤飯に使われる「もち米」。うるち米とは何が違うのか。お米マイスターの僕は、手のひらに乗せた瞬間に「白さの質」で判断します。😊
見た目の決定的な違い
- 💎 うるち米:宝石のように透き通った「半透明」な白。
- 🎨 もち米:絵の具やペンキで塗りつぶしたような、一切透けない「真っ白な不透明」。
※数値は一般的な含有傾向を示した目安であり、品種や産地、栽培条件により変動します。
うるち米は中が透けて見えるので瑞々しく感じますが、もち米はまるで「白いペン」で塗ったようなマットな白さが特徴です。この色の差は、次に説明する「デンプンの分子構造」から生まれます。✨
3. デンプンの科学。アミロースとアミロペクチン
なぜ食感や見た目がこれほど違うのか。その答えは、お米の粘りを決める成分の「比率」にあります。💪
お米の粘りを生む「アミロペクチン(枝分かれ構造)」と、さらっとした食感を作る「アミロース(一本道構造)」。この比率を比較表にまとめました!
| 種類 | 粘りの成分 (アミロペクチン) |
さらさら成分 (アミロース) |
主な特徴 |
|---|---|---|---|
| もち米 | 100% | ほぼ0% | 最強の粘り。お餅になる。 |
| 低アミロース米 (ミルキー等) |
約90% | 約10% | うるち米なのに餅に近い粘り。 |
| うるち米 (一般米) |
約83% | 約17% | 適度な粘りと粒立ちの両立。 |
| タイ米 (インディカ米) |
約75%以下 | 約25%以上 | パラパラ。カレーに最高。 |
日本のうるち米は世界的に見てもアミロース含有量が比較的低い傾向があり、そのため粘りと甘みを感じやすい特性があります。
4. うるち米ともち米。それぞれの「美味しい世界」
元記事のちーさんが書いてくれた活用例をさらに深掘りしましょう。実はお米は、粉になってもその個性が光ります。✨
うるち米の活躍シーン
- 🍙 ごはん:つぶつぶとした食感を楽しむ毎日の主役。
- 🍡 きりたんぽ・五平餅:ごはんの粒感をあえて残して味わう料理。うるち米だからこその「コシ」が命です。
- 🌸 上新粉(じょうしんこ):うるち米を粉にしたもの。柏餅や草餅に使われ、歯ごたえのあるしっかりしたコシが特徴。もち粉よりもお米の風味を強く感じられます。
もち米の活躍シーン
- 🍱 おこわ・お赤飯:小粒でもちもちした食感と、噛むほどに広がる甘み。
- 🍡 もち粉・白玉粉:もち米を粉にしたもの。大福や白玉団子など、とろけるような柔らかさが必要な料理に。
- 🎍 お餅:アミロペクチン100%の力で、どこまでも伸びる幸せ。
5. 感動の「低アミロース米」ミルキークイーンの衝撃!
うるち米の中でも、もち米に限りなく近い性格を持つ「突然変異」から生まれた革命的なお米があります。それが、五ツ星マイスターの僕が初めて食べた時に腰を抜かした「低アミロース米」、代表格は【ミルキークイーン】です!🌾✨
やすおの「あまーーーい!」体験記
初めてミルキークイーンを炊飯したあの日。炊飯器のフタを開けた瞬間の「もち米を炊いているような甘く芳醇な香り」に鼻が震えました。
しゃもじを入れてみると、感触が全く別物。柔らかいのに、吸い付くような粘り強さ。口に運べば、「あまーーーい!!ふわっふわ、やわらか!」
あまりの旨みの爆発に、おかずを食べるのを忘れてごはんだけで三杯おかわりしました。まさに「ごはんの概念」が変わった瞬間でした。😊
マイスター秘伝「7:3の黄金比率」ブレンド
ミルキークイーンは単体でも絶品ですが、実は「ブレンド」で真価を発揮します。いつものお米(コシヒカリ等)を7割、そこに3割混ぜるだけで、ごはんが「料亭のツヤ」を纏います。冷めても硬くならないので、おにぎりを作れば家族から「今日のお米、何か変えた?」と最高の笑顔が返ってきますよ。🍚✨
6. 玄米革命。なぜ低アミロース米は玄米でも柔らかい?
「健康のために玄米を食べたいけど、硬くてパサパサして苦手……」そんな悩みこそ、うるち米の力が解決します。😊
以前の「お米の臭い」についてのブログでも触れた「多孔質(ミクロの穴)」の性質。低アミロース米はこの穴が多く、玄米の状態でも水の吸収が驚くほど早いんです。だから芯までふっくら炊き上がります。🌾✨
玄米嫌いのご主人が「おかわり」した実話
「主人が玄米を絶対に食べてくれない」と相談をいただいた奥様に、僕は低アミロース玄米をおすすめしました。後日、「主人が『これ白米みたいに柔らかい!』と、人生で初めておかわりしたんです!」と、満面の笑顔で報告をいただきました。ガッツポーズです!💪✨
7. 全国約0.4%。希少な特別栽培もち米
最後に「もち米」の奥深い話を。お正月のお餅や赤飯、皆様はどんなもち米を使っていますか?実は、もち米の栽培はうるち米以上に難しく、農薬を減らしたものはほとんど存在しません。
そんな中、いづよねがやっとの思いで見つけ、守り続けているのが山形県産の「でわのもち」特別栽培米。農薬や化学肥料を半分以上カットした、流通量わずか【0.4%】と言われるお米です。🌾 このもち米でついたお餅は、コシが強くて煮崩れせず、噛むほどに山の恵みの甘みが広がります。😊✨
「でわのもち」は、数字で見ても“希少”です(令和4年データによる推計)
「希少です」と言うだけだと、どうしても“雰囲気”になりがちです。 そこで、米穀安定供給確保支援機構(Komenet)の資料(令和6年4月版) に掲載されている令和4年産データをもとに、全国規模での「でわのもち」の位置づけを推計します。
- 山形県:全国のもち米作付面積に占める割合が 3.2%
- でわのもち:山形県内のもち米作付面積に占める割合が 11.7%
推計(全国のもち米作付面積に占める割合)
3.2% × 11.7% = 0.3744%(約0.37%)
つまり、令和4年のデータから推計すると、全国のもち米作付面積のうち「でわのもち」は約0.4%。
言い換えると、もち米の田んぼが1,000あるとしたら、そのうち約4つが「でわのもち」というイメージです。
※この数値は「公的資料の掲載値を掛け合わせた推計」であり、年次・地域・集計方法により変動します。
8. うるち米の語源。数千年の歴史を噛みしめる
余談ですが、「うるち」の語源はサンスクリット語で稲を指す「vrihi(ウリヒ)」が由来だという説が有力です。インドから海を越え、数千年の時を経て僕たちの茶碗に届いているお米への情熱。そう思うと、いつもの茶碗一杯が、歴史を運んでくる壮大なギフトに見えてきませんか?🌾😊
※ここからは、五ツ星お米マイスターのやすおが、皆様の食卓に「笑顔」を届けるため、用途別におすすめする最高のお米を紹介します。
9. マイスター厳選!笑顔を届ける「うるち・もち」
② 山形県産 でわのもち(特別栽培米)
令和4年公的統計から推計すると、全国のもち米作付面積の約0.4%に相当する希少品種。農薬や化学肥料を半分以上削減して栽培された特別栽培もち米です。コシが強く煮崩れしにくく、噛むほどに山形の自然の甘みが広がります。
希少もち米を詳しく見る10. まとめ:お米であなたを笑顔にしたい!
「うるち米」と「もち米」。その違いを知ることは、毎日の食卓を豊かにする「鍵」です。😊 いづよねはこれからも、137年の歴史と情熱を込めて、皆様が最高に「美味しい!」と笑顔になれる一杯を厳選し続けます。🌾🍚✨
【アーカイブ】元記事(2023年2月23日):うるち米ともち米の違い|特徴と使い分け方を解説
※この記事は、スタッフ ちーが執筆した上記記事をベースに、五ツ星お米マイスターのやすおが2026年2月に大幅リライトしたものです。
うるち米ともち米はデンプンの質が違うことで異なる食感になっています。うるち米は炊いてごはんにするほか、きりたんぽや五平餅にも使われます。上新粉もうるち米を加工したものです。一方、もち米はおこわやお赤飯に使われ、その粘度は餅になるために不可欠な成分です。笑顔の米屋 いづよね(明治22年創業)
📍 所在地:〒657-0034 兵庫県神戸市灘区記田町2-3-18
📞 電話:078-821-2502
⏰ 営業時間:10:00〜18:00(12:30〜13:30中休み)
🗓️ 定休日:毎週水曜・木曜
💻 公式サイト:https://iduyone.com/
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いづよね・広報参謀「結(むすび)」& 四代目やすおより🌾🍚✨